検食の実施(PRP)

検食の実施は、衛生面や管理面において、責任や危機意識を持つことにつながる重要な項目となります。
検食を行う理由は、施設などで提供する食品や食事の安全性を計ることと、食品による事故が発生した際に速やかに原因究明を行い、再発防止につなげるための2点があげられます。
【検食の実施対象】
・同一の食品を1回で300食、または1日で750食以上調理し提供する事業者
・学校施設や病院、介護施設など集団給食施設など
・提供数の多い社員食堂や飲食店、旅館、ホテルなど
【検食の実施方法】
・原材料(洗浄・殺菌等を行わず購入した状態)、調理済み食品(配膳後の状態)を50g程度ずつ、ビニール袋等の清潔な容器に入れ密封する
・-20℃以下で2週間以上保存する
【検食の記録】
・検食や保存用検体の採取方法、採取量、保存温度、保存期間など細かく記録する
・提供先、提供時刻、食数を記録する
まとめ
検食を実施することは衛生面、管理面において危機意識をしっかりと持つことにつながります。検食の目的から考えると大量調理施設に満たない小規模事業者でも、できる限り検食の実施をしていくことが大切です。
