有害生物(そ族・昆虫等)の防除(PRP)

今回はPRP(前提条件プログラム)の有害生物(そ族・昆虫等)の防除についてご紹介したいと思います。
有害生物(そ族・昆虫等)の防除の必要性
HACCPの義務化により衛生基準が高くなり、消費者が飲食店に求める衛生意識も強まっています。食品事業者は異物混入や細菌等による食中毒を防止するための安心・安全な衛生管理が求められます。また、ゴキブリやネズミなどは食中毒の原因となるウイルスや細菌を媒介させる恐れがあるので、害虫への予防は必要不可欠なものになります。
ねずみや昆虫などの侵入防止について
衛生環境を、そ族・昆虫等から守るための対策をしなければなりません。施設とその周囲は、ねずみや昆虫の繁殖場所を排除し、窓・ドア・吸排気口の網戸・トラップや排水溝の蓋などを設置し、ねずみや昆虫が施設内へ侵入するのを防ぎましょう。
対策について
1年に2回以上、ねずみと昆虫の駆除作業を実施し、その実施記録を1年間保存しなくてはいけません。ただし、外部の専門業者に任せるなどして、発生場所・生息場所・侵入経路・被害の状況の調査はでき、対策を講じることができるのであれば、1年に2回以上の駆除作業の代わりをすることができます。その場合も実施記録の保存は必要です。
殺鼠剤や殺虫剤を使用する場合には、食品を汚染しないよう取扱いに十分注意してください。
まとめ
今回は有害生物(そ族・昆虫等)の防除についてご紹介しました。侵入防止等の対策をしっかりと行っていきましょう。
