化学的危害について

化学的危害とは?

化学的危害要因とは、薬品や洗浄剤、農薬などの「化学物質」が誤って混入し、消費者に危害を及ぼしてしまう危険のことを言います。

その他にも健康に悪影響を及ぼすカビ毒、魚介毒、植物毒、抗生物質、殺虫剤、アレルゲンなどがあります。

化学的危害は、目視では判別が難しい為、気づかず出荷、販売してしまった場合、甚大な食品事故になる恐れがあります。

どのように管理し、注意すればよいのか、簡単な3つのポイントをご紹介します。

1、間違いを防ぐ

薬品類を管理する際は、専用容器を使用し、中身に何が入っているのかしっかりと容器に表記することがポイントです。

誰が見ても中に何が入っているのか分かるようにすることで、「誤って食品へ投入してしまった」という事故を防げます。

意図せず混入してします恐れもある為、保管場所はなるべく食品類周辺ではない場所で行いましょう。

2、使用のルール

洗浄剤や化学薬品などの危険な薬剤を使用する際のルールを決めておくことも重要です。

危険な薬剤は鍵のかかる棚で保管し、いつ誰が使用したのか、また使用する量や用途を記録に残し、不自然な使用がないかチェックを行いましょう。

棚に鍵をかけるなどし、誰でも持ち出せないようにしておきましょう。

3、洗浄の徹底

食品に菌をつけないよう、容器や製造機器などの洗浄、消毒はとても重要です。

ですが、洗い流し不足や間違った消毒の仕方が原因で洗浄剤・消毒剤が食品へ混入してします恐れがあります。

正しい洗浄方法や、希釈のルールを明確にし、従業員全員が理解し守ることが大切です。

まとめ

日常生活でよく使う身近な薬品でも、口にすれば重大な健康被害を起こすリスクがあります。

危険性をしっかりと理解し、従業員全員でルールを守りましょう。