手順12 記録と保存方法を設定する(原則7)

今回はHACCP7原則12手順の内の「手順12 記録と保存方法を設定する(原則7)」についてご紹介します。

HACCPプランや日々の管理状況などを記録および文書化しておくことで、HACCP実施を証明できると同時に、製造した食品の安全性に問題が発生してしまった場合に、製造工程や衛生管理状況をさかのぼって確認することができ、原因追及の際の大切な手助けとなります。

●紙の記録は、水や汚れに弱いため、取り扱いに注意が必要です。

●紙の記録は、保管スペースを取り、長期保管には向かない。

●電子的な記録は、フォーマットの互換性や、長期的な読み取り可能性の確保が必要

記録は、HACCPシステムの運用状況を示すだけではなく、問題が発生した時の原因追及や法的責任の履行の役に立ちます。適切な記録の作成と保管を通じて、HACCPシステムの効果的な運用と食品安全の確保につなげていきましょう。