手順10 改善措置を設定する(原則5)

今回はHACCP7原則12手順の内の「手順10改善措置を設定する(原則5)」についてご紹介します

改善措置を設定するとは、モニタリングなど行った際、管理基準(CL)から逸脱していることが判明した時に、その発生した問題をどのように修正し、解決するのか、といった対処方法を予め決めておくことをいいます。

逸脱が判明した時、原因を特定する方法や、工程をどのように正常化するのか、問題となった製品をどのように排除するのか、といった問題の解決策を事前に決定しておくと、逸脱が起きた際にスムーズに対応することがことができます。

・逸脱した製品を区分けし、市場に流通させない事

・復旧させるための短期調整を行う事

・原因を追究する事

・再発防止措置を行う事

問題はどんなに徹底した作業を行っていても起きてしまうことがあります。重要なのはその際に少しでも早く元の状態に戻すことです。ポイントを参考に作成・運用を行いましょう。改善措置を行った際は記録を文書化し、原因追及と再発防止を徹底していきましょう。