手順4 製造工程一覧図(フローダイヤグラム)の作成

今回はHACCP7原則12手順の内の「手順4製造工程一覧図(フローダイヤグラム)の作成」についてご紹介します。

原材料の受け入れから最終製品の出荷までの製造工程の流れを図にしたものを製造工程一覧図(フローダイヤグラム)と言います。

受け入れから出荷までの流れを時系列順に書き出し、危害要因(ハザード)分析を確実かつ迅速に行えるようにするものです。

製造工程一覧図(フローダイヤグラム)の作成手順

・作業工程をすべて書きだす

受け入れから出荷までの全ての工程を書き出します

・図表にする

書き出した作業工程を図表にし、矢印などで流れ通りに記入します

・詳細を追加する

各工程における重要な情報(温度管理、時間管理、衛生管理など)を追加します

・確認をする

現場の従業員と共に製造工程一覧図(フローダイヤグラム)を確認し、実際の工程と一致しているかを確認します。

まとめ

製造工程一覧図(フローダイヤグラム)は、誰が見ても理解ができるよう、わかりやすく、シンプルに正確に作成する必要があります。

製造工程一覧図(フローダイヤグラム)を作成すると危害発生の高い工程が明確になり、どの工程でより注意が必要なのかがわかりやすくなります。

必要に応じて随時更新をしながら危害要因を把握し適切な管理を行っていきましょう。