手順9 モニタリング方法を設定する(原則4)
今回はHACCP7原則12手順の内の「モニタリング方法を設定する(原則4)」についてご紹介します。
モニタリングとは?
モニタリングは直訳すると監視という意味になりますが、HACCPの場合は手順7で決めた「重要管理点(CCP)」が、手順8で決めた「管理基準(CL)」を満たしているか連続的、又は相当な頻度で監視することをモニタリングといいます。モニタリングの結果は必ず記録しなければいけません。
また、食品の安全性を確保するために、異変はすぐに見つけないといけないため、管理基準(CL)はリアルタイムで確認・判断する必要があります。
今回の手順9では、誰が、いつ、どのくらいの頻度で、どのように監視するかなどを具体的に設定し、記録する際は手順8で決めた「管理基準(CL)」を元に数値で管理しましょう。
まとめ
モニタリングの記録は、問題が起きた時いち早く気付き適切な対処が取れるうえ、製品の安全性の証明にも繋がります。その為には記録をつけるだけでなく、問題が起きていないか責任者が記録をチェックすることも忘れずに行いましょう。