なぜ手洗いとアルコール消毒は必要なの?
正しい手洗い・消毒は食中毒発生防止の基本です
手洗いの重要性は今までのブログでもお話してきましたが、同時にアルコール消毒を行っていくことで、食品の安全性を高めることができ、食品事故の低減と従業員の衛生意識の向上にもつながります。
アルコール消毒液の特徴
アルコール消毒液は即効性があり、強力な除菌効果を発揮します。
濃度は70~80%程度が推奨されており、濃度が高いとアルコールがすぐに蒸発してしまい効果を発揮する前に乾き、皮膚の水分も一緒に奪ってしまうため手荒れの原因にもなります。
乾燥した部分に使用する必要があるため濡れているものは水分を拭き取って使用します。
蒸発しやすく可燃性蒸気が発生するため火源があると引火する恐れがあるため注意が必要です。
汚れがある状態で使用しても十分な効果は発揮されません。
どのような時・場所に使用するのか
・作業開始前後
・手洗いのあと
・調理器具の洗浄
・お客様の触れる場所
アルコール消毒の注意点
アルコール消毒は注意点もあります。
・火気の近くでは使用しない
・密閉した室内で多量の噴霧はさける
・ノロウイルスにはあまり効果がない
まとめ
アルコール消毒は流水と石鹸による手洗いよりも除菌効果が優れています。しかしアルコール消毒は万能ではありません。正しい手洗いが必須となります。手洗い、洗浄で汚れを落とした後、アルコール消毒でさらに除菌し、食品の安全性を高めていきましょう。