なぜマスクの着用をするの?
食を扱う人たちにとって、マスク着用は必須です。では、なぜマスク着用が必須となっているのかを今回はご紹介します!
理由➀
ヒトの唾液には、たくさんの微生物が生息しています、多いヒトでは、唾液1㎖当たり、3000万個の微生物がいます。このような状況下で、くしゃみや咳をすると、唾液が飛沫となって飛び散り、食品を汚染します。その距離は1m以上も拡散します。また、ヒトによっては、食中毒菌を保有していることもありますので、マスクは必ず着用しましょう。
ポイント
手荒れや汗かきのヒトは特に微生物の検出が多い傾向が見られます。
理由②
これは手指と鼻腔内の黄色ブドウ球菌の検査結果です。鼻腔には多量の黄色ブドウ球菌がいることが分かります。マスクを正しく着用しないと、くしゃみなどで食中毒の原因となる細菌・ウイルスを含む鼻汁、鼻毛で食品を汚染することがあります。特にアレルギー性鼻炎のヒトは、気を付けましょう。また咳やくしゃみをすると、その飛沫は1m以上飛ぶとも言われています。マスクの着用は徹底し、できるだけ使い捨てのものを使用しましょう。
ポイント
せっかくマスクを着用していても、鼻が出ていませんか?顔出しマスクは行わず、しっかりマスクを着用しましょう。
まとめ
マスク着用は作業中につい口や鼻に手をやってしまい、手を介して食品に異物が付着するのを防ぐ役割もあります。衛生面からも、異物混入防止という点からも、マスクは非常に大切なものなのです。