「正しい手洗い」の方法 

手洗いは衛生管理の基本となります。今回は手の洗い方についてご紹介します。

手は常に汗をかいており、汗には細菌が多く含まれているため、作業中は頻繁な手洗いが必要となります。しかし、多くの従業員は必要なタイミングの手洗いができておらず、更に手洗い方法が間違っている場合が多いのです。ただ、石けんと流水によるだけでは不完全であるため以下の正しい手洗い方法が必要となります。

➀流水で汚れを落とす。

②石けんを手に付け、よく泡立たせる。

③爪ブラシで指全体、指先、指の間、手の甲、掌のしわ、手首を丹念に(30秒以上)洗う。

④流水で石けんと共に汚れを十分に洗い流す。

⑤ペーパータオルあるいはエアータオルで完全に水分を除去する。

⑥手にアルコールを噴霧して乾燥するまで擦りあわせる。

・手洗い後は使い捨てペーパーで水を拭き取ることが望まれます。布タオルを全員で使いまわすことは、せっかく綺麗に洗った手を汚してしまうことになりかねません。

・冬場の冷たい水は、手洗い時間を短くしてしまったり、十分な手洗いが行われない恐れがあります。手洗い箇所は温水が出るようになっていることが望まれます。

まとめ

適切な手洗いは、食品を扱う人々による交差汚染のリスクを大幅に減少させ、食品の安全性を高めるために不可欠です。手洗い箇所に手洗い方法を掲示したり、タイマーを使うなどして従業員全員が正しく手洗いを行えるように徹底しましょう。