危害要因とは?

HACCPは、人に健康被害をもたらす “危害要因” を取り除くことが重要となります。しかしこの “危害” が漠然としていて何を示すのかよく分からないという方も多いと思います。

そこで今回は、食品衛生における ”危害” について解説します。

HACCPなどで示される『危害』とは、飲食が原因で引き起こされる人への健康被害のことです。症状には軽い腹痛から死亡など、様々な重篤性があります。また、集団食中毒など、危害の発生頻度についても考慮しなくてはなりません。

危害を引き起こす原因物質は、『危害要因』と定義されます。たとえば、病原性微生物はその代表です。こうした危害要因を除去・低減することこそが、HACCPの大きな目的となります。

なお、危害要因には生物的・化学的・物理的の3種類があります。それぞれの特徴を次回のブログより解説したいと思います。