意外とよく見かけるチャタテムシ。畳や障子、古い本などの上を素早く這い回る1mmほどの虫を見たことはありませんか?実は飲食店や調理施設内でも大量発生する可能性があります。

チャタテムシは、体長1~1.5mmほどの非常に小さな虫で、カビや乾物類(小麦粉・乾麺・鰹節など)をエサにする不快害虫です。高温多湿な環境を好み、特に梅雨〜夏にかけて発生しやすく、食品工場や厨房、店舗などでは異物混入やアレルギーの原因になることがあります。

温度      約24~29℃(人にとっても快適な温度帯)

湿度      約75~90%(梅雨時期や結露しやすい場所)

エサ      カビ類、小麦粉、乾麺、菓子、鰹節などの乾物 

暗所      光が少なく、風通しが悪い場所

1.食品保管庫(乾麺・小麦粉・粉類など) → 密閉されていない袋や容器が特に危険

2.段ボールの隙間や裏面  → 湿気がこもりやすく、虫の隠れ場所に最適

3.調味料棚・乾物棚の奥  → 長期間動かしていない棚は要注意

4.冷蔵庫・冷凍庫の裏や排水周辺 → 結露が湿気を生み、繁殖の場になることも

5.天井裏・配電盤まわりなどの暗所 → 温度と湿度がこもりやすい盲点エリア

チャタテムシ自体に毒性はありませんが、乾燥した死骸やフンが空中に舞うと、それを吸い込んでアレルギー症状(喘息・鼻炎など)を起こすことがあります。発生時は不快害虫用スプレーや燻煙剤で駆除が可能ですが、アレルギー対策として殺虫後は掃除機で死骸を除去しましょう。

換気・除湿・こまめな清掃を習慣化する!      

段ボールはすぐ処分、厨房など食品を扱う場所には持ち込まない!

・原材料は密閉容器で保管し、長期放置しない!

・湿気の多い場所はこまめにチェック・定期的な清掃を行う!

チャタテムシは環境しだいでどこにでも発生します。「小さな害虫」ですが、食品業界では異物混入や衛生管理の面で大きなリスクになり得ます。「少し見かけただけ」でも、発生源の特定と早急な対応は重要です。発生しやすい場所を「つくらない」環境管理が、最大の予防策。気になるエリアがあれば、早めに点検・清掃を!