【ヌカカ】発生の原因と対策

夏から秋にかけて、小さな虫に刺されたり、厨房で小バエのような小さな虫を見かけたことはありませんか?それは ヌカカ かもしれません。体長わずか1mmほどのこの吸血性昆虫は、食品工場や飲食店でも問題になりやすい害虫です。今回は、ヌカカの特徴と発生を防ぐポイントを、わかりやすく解説します。
■ ヌカカってどんな虫?

ハエ目ヌカカ科に属する小さな吸血性昆虫です。体長はわずか 1~1.5mm。普通の網戸も通り抜けるほど小さく、全国に分布し、水辺(田んぼ・池・海岸・排水溝など)で発生します。吸血するのは雌だけで、人や家畜を刺し、刺されて数時間後に強いかゆみ・腫れが出るのが特徴です。
▼食品を扱う現場では、従業員の衛生リスクになるだけでなく、商品への混入リスクにもつながるため注意が必要です。
■ 発生しやすい環境条件と場所
ヌカカは「水」と「有機物(汚泥・汚水)」を好みます。次のような場所は特に注意が必要です!
✅排水溝、グリストラップ
✅雨水桝や溜め枡
✅ 田んぼ、池、川沿いの施設
✅ 暗屋外照明の周り(光に誘引される)
▼湿った環境+汚れ+光=ヌカカの温床です!
発生源対策(最も重要!)
HACCPの「前提条件プログラム」として、まずは環境改善が第一です。
✅ 基本の対策ポイント
1.汚泥・汚水の清掃を定期的に! → グリストラップや排水溝を週1回以上チェック
2.水たまりをなくす! → 外回りや床下の水はけを改善
3.光の管理 → 紫外線を出しにくい外灯や、UVカットフィルムを活用
4.侵入防止 → 目の細かい防虫メッシュや防虫スプレーを窓に使用
注意しておきたいポイント
・通常の蚊よりも小さいため、一般的な網戸では防げません。
・室内で見かけた場合は、ライトトラップ(捕虫器)や電気蚊取り器で対応可能。
・食品を扱うエリアでは、殺虫剤の使用は最小限にとどめるのが原則です。
まとめ
ヌカカは目に見えにくい小さな害虫ですが、放置すると衛生リスクにも作業環境の悪化にもつながります。【発生させない環境整備】→【誘引させない光管理】→【侵入させない構造対策】。この3ステップを意識することが、HACCPにおける害虫リスクの低減につながります。日々の点検と清掃を習慣化し、ヌカカのいない快適で安全な職場環境を守りましょう。







