HACCPでは、害虫・ネズミの侵入や繁殖を防ぐことが重要な前提条件プログラム(PRP)の一つです。一見問題なさそうな「高さ調整」や「簡易補修」も、資材の選び方次第で重大な衛生リスクになります。ここでは、現場でよく見られるNG例と、HACCPの考え方に沿った改善ポイントを解説します。

新聞紙・段ボール・プラスチック段ボールが、機器の高さ調整や壁の仮補修に使われているケースがあります。しかしこれらは、【隙間ができやすい】、【湿気を含みやすい】、【害虫やネズミが好んで巣を作りやすい】という特徴があり、害虫の営巣・繁殖要因になります。

HACCPの考え方では、「害虫が住みつく可能性のある環境を作らない」ことが基本です。そのため、これらの資材は使用しない方がより衛生的です。

金属製、ゴム製、アクリル製、モルタルなど、隙間が少なく、清掃しやすい素材へ取替えを検討しましょう。

高さ調整の為、設備の下などに使用されがちな穴あきブロックも注意が必要です。

ブロックの穴は、ゴキブリやネズミなどが好んで入り込み、営巣・繁殖する空間になります。

HACCPでは、「害虫の隠れ場所をなくすこと」が重要な管理ポイントです。

そのため、食品を扱うエリアでは穴のないブロックや専用の部材に取替える必要があります。

・HACCPでは「問題が起きてから」ではなく「起きない環境づくり」が重要

・仮設的な資材ほど、害虫リスクになりやすい

・「清掃しやすい・隙間がない・かじられない」が判断基準

現場の小さな改善が、HACCPの信頼性向上につながります。まずは足元や設備下から確認してみましょう。