HACCP(ハサップ)の完全義務化」と「環境や安全への意識の高まり」そのような社会情勢も相まって、注目されている「害虫モニタリング」についてご紹介していきたいと思います。

1.HACCPの義務化に伴う「科学的根拠」の必要性

従来の害虫対策は、虫を見つけてから強い殺虫剤を大量に撒く「事後処理(駆除)」が主流でした。しかし、これには以下のデメリットがあります。

●異物混入を防げない

虫を見つけた時点ですでに製品への混入リスクが発生している。

●薬剤による汚染

食品を扱う空間での過剰な薬剤散布は、それ自体が化学的危害要因(ハザード)になる。

以上の様に環境への配慮や安全性の観点から、「ペストコントロール(Pest Control)」ネズミやゴキブリ、ダニなどの害虫・有害生物(ペスト)の活動を、人間の生活に害のないレベルまで制御・管理する、「そもそも出さないための予防と管理」の時代にシフトしてきています。

「害虫モニタリング」が今必要な理由は、「HACCPというルールを遵守し、薬剤に頼りすぎない安全な方法で、異物混入のリスクを最小限に抑えるため」です。

そのため、専門知識を持ったPCO(Pest Control Operator:ペスト・コントロール・オペレーター 日本語では「有害生物防除業者」や「駆除業者」)とパートナーシップを組み、定期的な害虫モニタリングを行う企業が増えています。