ゴキブリなど害虫の侵入を防ぐためには、「侵入経路」となりうる隙間等をなくす事が重要です。わずかな隙間からでも侵入してくるため、隙間や破損箇所がある場合は補修する必要があります。

壁、天井、床、配管周り、配線周り、扉周辺、窓周辺などを点検し、目視で確認できる隙間や穴、破損箇所はゴキブリなど害虫の侵入経路や棲家になってしまうので、なるべく補修する必要があります。また、床に破損や隙間がある場合はごみや埃、水分が溜まり雑菌の発生要因となる可能性があるので注意しましょう。

補修する際は、防水・防鼠パテやコーキング等、用途にあった部材を使用し、適切な方法で行いましょう。防虫、防鼠どちらにも対応した方法を検討してみてください。たとえば、壁の穴を細かい金網で補修した場合、ネズミ対策には有効ですが、害虫は出入りできてしまうため不十分な可能性があります。

害虫対策で最も重要なのは、予防と早期発見、そして適切な対応の3つです。害虫が繁殖する前に、環境を整え、侵入経路を塞ぎ、そして早期に害虫を発見し、適切な対策を講じることが大切です。