食品を扱う現場で異物混入対策は必要不可欠。今回は空調機器や排気設備が原因で起こる可能性のある異物混入についてご紹介します。

空調機内部の汚れ

長年使用していると、空調機内部に汚れや粉塵が堆積し、これが異物として吹き出してしまうことがあります。対策として、定期的な清掃とメンテナンスが重要です。フィルターの交換や洗浄も効果的です。

空調機内部のカビ

空調機内部は湿度が高く、カビが発生しやすいため、カビの胞子が異物として吹き出してしまう可能性があります。対策として、空調機の内部を定期的に清掃し、カビの発生を防ぐ必要があります。換気を十分に行い、湿度を抑えることも有効です。

外部からの異物の侵入

換気口やダクトから、外から虫等が侵入し、それが異物として混入する可能性があります。対策として、換気口やダクトに防虫網(推奨20-30メッシュ)を設置し、外部からの異物の侵入を防ぐ必要があります。

空調機器同様、汚れたまま放置すると、排気不良、室内の空気汚染、油汚れ、悪臭、室温上昇、油落下による混入、ダクト火災等の要因になるので定期的な清掃とメンテナンスが重要です。

空調機や排気設備は欠かせない存在である一方、空気中への異物混入の発生源になる可能性もあります。現状を点検し、日頃の清掃の頻度やンメンテナンス方法を見直してみましょう。