飲食店の明かりや外灯に沢山の虫が集まっている、そんな光景を目にしたことはありませんか?これは虫が光に引き寄せられる走光性という性質によるものです。集まった虫は、ドア、窓の開閉時やちょっとの隙間から室内へ侵入します。飲食店や工場にとって、害虫対策は大切な衛生管理の一つになります。今回は光に集まる害虫の具体的な対策をお伝えします。

外から侵入してきた害虫による悪影響は、どれも大きな問題となるものばかりです。

・衛生面の低下と食中毒リスク

・お客様の信頼を失う

・保健所の指導、営業停止の可能性

・設備や商品への被害

少し工夫するだけで、虫の発生をぐっと減らすことができます。

・防虫LEDに交換する

・紫外線カットの防虫フィルムを貼る

・網戸のメッシュサイズを小さくする(推奨20-30メッシュ)

・人感センサー照明に変える

・外灯は、ドアや窓付近から少し離したところに設置する

また、建物外周の環境を整えることで、室内の光に寄る虫を減らすことができます。

雑草が生えていたり、落ち葉が大量に溜まっている・・・害虫が棲みついて繁殖し、屋内へ侵入する原因となります、清掃をしましょう

プランター、鉢、置き石が置いてある・・・地面との間に害虫が棲みついて繁殖し、屋内へ侵入する原因となります、放置されたものは撤去し、時々移動させるなどしましょう

ゴミ置場や、側溝が汚れている・・・ゴミが溜まったり、水が溜まっていると、害虫が棲みついて繁殖し、屋内へ侵入する原因となります、清掃をしましょう

建物の隙間を塞ぐ・・・壁の亀裂部分や、窓周辺の隙間などから害虫は侵入します、パテなどで隙間を塞ぎましょう

虫が光に集まるのは、仕方がないことだと思われがちですが、実際には、照明の種類や波長、設置機材、方法、場所などによって大きく差がでます。飲食店、工場にとって、虫の発生は衛生リスクであると同時に信頼リスクでもあります。今回の害虫と光の対策をぜひ参考にされてくだい。