HACCPにおける施設周辺の管理とは? 

敷地周辺からの悪影響(環境ハザード)を極力避ける!!

「食品製造は潜在的に危険物質が製品に入らない立地区域で行わなければならない。また、その手段の有効性は定期的に見直さなければならない。」

HACCPの基準に準拠し安全な食品を生産するためには、さまざまな場面で衛生管理を徹底していくことが重要です。

まず工場を建設する際は、建設場所の立地に注意が必要です。

例えば周辺に悪臭や煙、ちり、ホコリを排出する施設がある、天災による悪影響を受けやすい、家畜の飼育場から動物の糞尿やそれに由来する害虫・害獣等が侵入する恐れがあるなど、製品に悪影響を及ぼす恐れが場所は避けなければいけません。

建物の周囲(敷地内の施設や外部の施設や環境)からの環境影響を検討します。施設周辺の潜在的な汚染源や危険物質等を明確にし、管理する箇所・管理の内容やレベルを決めます。

また環境ハザードを一覧にしまとめておくことで注意をはらいやすくなります。

危害要因を充分に検討し、有効な対策をあらかじめ考え実施することが重要です。また、実施した手段が有効だったか定期的に確認し、見直しを行うようにしましょう。